ゆずと森林鉄道日本遺産について
中芸のゆずと森林鉄道日本遺産について
ストーリー
南国土佐の東に位置する中芸地域。かつて西日本最大の森林鉄道が駆け巡った中芸は、林業に代わる産業としてゆず栽培に力を注ぎ、今や日本一の生産量を誇っています。木材を運んだ森林鉄道の軌道は、ゆず畑の風景広がる「ゆずロード」に生まれ変わりました。
川沿いや山間に広がるゆず畑、小さくかわいい白い花、深く鮮やかな緑の葉、熟すとともに濃くなる黄色の果実が季節ごとに彩る景観。ゆず寿司などの風味豊かな郷土料理。中芸のゆずロードをめぐれば、ゆずの彩りに満ちた景観と、ゆずの香り豊かな食文化を堪能することができます。
構成文化財
高知県東部の中芸地域5町村(奈半利町、田野町、安田町、北川村、馬路村)には、今も森林鉄道の記憶を残す遺構が数多く現存しています。
明治44年の開通時に建造された隧道などが、平成21年2月に経済産業省の近代化産業遺産群に認定されました。さらに同年、橋梁や隧道など18箇所の貴重な土木建造物が国重要文化財に指定されました。
その18箇所を含む、遺構や食文化、歴史、伝統行事、風景など48の構成文化財とストーリーが平成29年度に日本遺産に認定されました。
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日本遺産とは
~我が国の文化・伝統を語るストーリーを認定~ 「日本遺産(Japan Heritage)」は地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を、地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより、地域の活性化を図ることを目的としています。
文化庁が地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリーを認定する「日本遺産」に高知県東部の中芸5町村のストーリー「森林鉄道から日本一のゆずロードへ-ゆずが香り彩る南国土佐・中芸地域の景観と食文化-」が認定されました!